1.令和5年度 事業計画の基本的な考え方
(令和4年度の振り返り)
新型コロナ禍による緊急事態宣言やそれに伴う休館により、大きく事業収入が落ち込んだ令和3年度に対し、令和4年度は徹底したコスト削減に努めつつ行事等は粛々と継続し、年度後半以降、倶楽部利用状況は一定の回復を見せている。しかしながら、新型コロナ禍以前の水準には及んでいない現状にある。
資金面では所有土地の一部売却により借入金返済の負担を解消し、当面の事業資金を得ることができた。一方で、土地売却に伴い、新たに地代を負担することとなった。
(現状認識と今後の課題)
新型コロナ感染症の収束はいまだ見通すことはできない一方で、今後感染の波が襲来した場合でも強い行動制限が求められることはないと思われ、今後の倶楽部利用の回復は十分に期待できる。しかしながら、コロナ禍以降の数年、目立った営業活動が制限されてきたため当倶楽部の認知度は低下しており、自然体で従前の水準まで回復することは望めない。
また、資金面では、新たな地代の負担を上回る収入を確保できなければ手許資金が減少する一方となる。
そのため、令和5年度は基本に立ち返り、広報・営業活動を本格的に再開するとともに、会員に魅力を感じていただける事業展開を図り、加えて収益向上に資する施設については計画的に整備を行い、売上増の機会を確保することが喫緊の課題である。
また、こうした営業強化による売上増に加え、強固な収益基盤構築のため、あらゆる面でのコストダウンは前提に、この数年間での会費・利用料等の値上げも視野に入れて検討すべきと思料する。
2.令和5年度活動重点
(1)営業活動の再開 <会員拡大、貸室、食堂・喫茶、テナント誘致>
・対外営業活動の強化
・営業体制、営業ツールの整備
ex. 営業・広報WGチームの編成 等
・会員拡大施策の検討、実施
ex. 入会特典の新設、貸室利用紹介キャンペーンの実施 等
(2)集客機会の充実・魅力度向上
・えれき亭の復活
・集客企画の検討、実施
ex. 食堂の企画メニューの検討、実施
建物見学食事会の実施
女性会員向け企画の実施 等
・新規収益事業の創出
ex. 倶楽部グッズの販売 等
・倶楽部イベントのPR強化
ex. 会員メーリングリストによるイベント告知 等
(3)収益基盤の強化
・運営経費削減の徹底
ex. 機械警備の導入による委託費削減
・会費、利用料等の改定(値上げ)の検討

令和5年度収支予算書
(令和5年1月1日から令和5年12月31日まで)
